ニッカー絵具工場見学〈前編〉

本日5/15(金)、東京練馬にある「ニッカー絵具」工場見学会に参加してまいりました! これは新宿に本店を構える画材屋「世界堂」の創業75周年、特別企画。店頭で見学会を知って、すぐに申込をして楽しみにしておりました。

世界堂のモナリザ並にアッと驚く、ビックリ嬉しい企画です。(注:世界堂の広告は、世界堂の品揃えと価格に驚いているモナリザなのです)

ニッカー絵具_工場最寄り駅から10分ほど。住宅街の中に、カラフルな壁面の工場が出現! ニッカー絵具練馬工場に到着です。東京に唯一、工場を構えている絵具メーカーだそうです。
早速、絵具をつくる過程を見せていただきました!

ニッカー絵具_工場
最初に、顔料や水などの材料を計量して、混ぜます。明るい黄色はレモンイエローです。写真左下に丸く囲ったのは、接着剤のアラビアガム。キラキラ光ってまるで鉱物のようです。

ニッカー絵具_工場
次にロールにかけます。写真だと分かりませんが、ロールの速度がそれぞれ違い、手前の物が一番早いです。作っている色は、コーラル(さんご)です。ロールは一度だけではなく、何度もかけるそうです。

色を作る際に、やはり混色して色を調整するのが難しいそうです。中間色、コーラルのような色は大変な部類だそうです。天然素材の場合は、時期や年によって色味が左右するそうです。そこは、料理でいうところの調味料の入れ加減で調節するそうです。

ニッカー絵具_工場
チューブへの充填作業です。チューブの下の方から、絵具を入れます。四角(光電管マーク)を読み取って、向きをそろえて、下部を圧着するそうです。

手元にニッカー絵具、ポスターカラーの白を持っているのですが、作られた過程を見ることが出来て良かったです! 他にも楽しい体験があったので、それはまた明日以降に。
→ニッカー絵具 株式会社
→世界堂
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