散歩に良い季節。先日、庭園美術館で開催中の「メディチ家の至宝-ルネサンスのジュエリーと名画」を観て参りました!
ルネサンス、多くの芸術家達のパトロンとなったメディチ家。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ…。メディチ家がいなければ、西洋美術史は大きく変わっていたことでしょう。
私にとってメディチと言えば、石膏像のメディチ。元はミケランジェロが彫刻したジュリアーノ・デ・メディチ(ヌムール公)の墓標。その一部をかたどった石膏の胸像です。
今回の展示にジュリアーノの関連作品はありませんでした。しかしながら、父親のロレンツォ・イル・マニフィコの肖像画がありました。
赤い服をまとって、右手に白い紙片を持っているのですが、現代人の私には、白いスマートフォンに見えます。
ジュリアーノ「もしもし、父さん? ダ・ヴィンチに新しい絵を依頼しておいたよ」
ロレンツォ「おお、そうか。あの男、腕は確かだが、筆が遅い。完成させるように目を配るんだぞ」
…こんな会話でしょうか。ちなみにジュリアーノはロレンツォの三男。
一大財閥ですが、スマートフォンの家族割引とか必要なのでしょうか。いや、もし現代にメディチ家がいれば通信会社の一つや二つ持っていそうです。
→東京都庭園美術館|メディチ家の至宝 ~2016/7/5(火)
※上記URLのリンク先で、ロレンツォ・イル・マニフィコの肖像画が観られます。
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