ちょうど千円札、五千円札、一万円札の3種類を持ち合わせていたので、マイクロ文字を拡大して見つけたり、ブラックライトに当ててみたりと、面白かったです。
![160225_monnalisa_satsu01](https://iroirokaigakan.com/wp/wp-content/uploads/2016/02/160225_monnalisa_satsu01.jpg)
肖像など主な部分は凹版印刷です。左下に描いた彫刻刀のビュランを使います。ごく細い線を鮮明に彫ることができます。その技法はエングレービングと呼ばれます。
背景の幾何学模様ですが、現在はCGで作成されているそうです。そして、お札用紙、多色印刷、すかし、ホログラム、特殊発光インキと、偽造防止技術が盛りだくさん。
エングレービングの彫刻は古典技法といっても構わないでしょう。そこに現代のCGと、日本の和紙、最新ハイテクが組み合わさっています。歴史と技術をギュッと集めて、お札は作られているのですね。
切手は、外国の切手も並べられて、小回りの世界旅行気分を味わいました。切手はオリジナルを作ることも出来るので、今度、挑戦してみようかな。
なお、モナ・リザお札イラストは額面をいくらにするか悩みました。パロディとはいえ、モナ・リザに値段をつけるのはなぁ…と、金額ではない「楕円」にしてみました。
→お札と切手の博物館