このブログでおなじみ「少年と少女」シリーズです。話題のかき氷屋が近くにやって来たので、食べに来た二人。「氷職人が作る、南極かき氷」と宣伝文句にあります。なんとも涼しげな響き。気になる氷職人の正体は、なんと南極から出稼ぎ中のペンギンです。女の子は赤いシロップ、男の子は緑のシロップです。普通ならイチゴとメロンになるところですが、「赤のオーロラ」に「緑のオーロラ」と南極仕様です。
男の子「食べると、パチパチするね。ラムネみたい」
女の子「南極の氷は空気と一緒に凍って、溶ける時に音がするのを再現しているんだって。前に食べた時に聞いたんだ。美味しかったから、今日は一緒に食べられて嬉しいな」
ペンギン「お二人さん、味はどうかな?」
女の子「とっても美味しいよ! ねぇねぇ、氷か、シロップを変えた? 前より美味しい気がするよ」
ペンギン「色々と工夫しているのさ。良かったら、また食べに来てね」
食べ終わった二人をペンギンは見送ります。「本当は何も変えていないけれどね。暑いからかな? いずれにしても美味しく食べてくれたなら嬉しいね」
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