昨日に引き続き、ブログキャラクター「獏の映画監督」の、クリスマスの思い出です。
クリスマスの朝です。
獏「お父さん! お母さん! 見て見て、サンタさんのプレゼント、ビデオカメラだったよ! すごいや、ありがとう、サンタさん」
母「良かったわね!」と、一緒に喜んだ後、夫に向き直ります。「…あら、サンタさんはずいぶん奮発なさるのね。おもちゃじゃなくて、本物よね」
父「…うん? あぁ…忘年会のビンゴ大会で当てたんだよ。…サンタが」
母「あなたの本棚から、ビデオカメラのカタログを見つけたけれども?」
父は新聞で顔を隠します。「まぁ、まぁ、良いじゃないか。あんなに喜んでいるんだ。私のカメラも貸したきり、返してくれないからな。自分のカメラがあっても、いい頃だよ」
母「…そういえば、私の誕生日や、結婚記念日に何もなかったわね。今年も」
父「この前の忘年会で、本当に何か忘れてしまった気がするよ。アハハ」
母「大丈夫よ。誕生日も、結婚記念日も毎年やって来るから。あの子にビデオで記録を取ってもらおうからしら?」
獏は喜びのあまり、両親の会話は耳に入りませんでした。「来年はこのビデオカメラで、サンタさんの姿を撮るぞ~!」
去年のブログ記事で「来年はバレエ鑑賞を自分へのクリスマスプレゼントに」と書いていたのですが、夏に目標達成しました。
しかもバレエのイラストを仕事で描いている最中でした。観たバレエはハイライトのオムニバス形式。描いていた演目も入っていました。まるでプレゼントのような出来事です。
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