
「待てば海路の日和あり」明鏡国語事典によると「あせらずに待っていれば、そのうちにきっといいことがあるということ」だそうです。今は、とにかく急かされて生活している気がするので、良い言葉ですね。
人生が航海ならば、出航は状況は見て、ベストなタイミングを探った方が良いのかもしれません。
自分を振り返ると、ちょうど2年前の今頃、今後についてあれこれ悩んでいました。最終的に年末に退職して、昨年1月に独立しました。
もちろん20代から独立してバリバリ描いているイラストレーターさんは多くいらっしゃって、ずっと焦りはありました。会社員時代は「イラストレーター」として、仕事していなかったからです。
意外に思われるかもしれませんが、会社員時代は「グラフィックデザイナー」、しかも専門ではなく、他の仕事、営業、事務、広報などと兼ねていました。イラストはデザインで必要なときに、自分で描き加えていました。
でも今では、自分はあれこれ経験して、多少なりとも船を頑丈にしてから出航して良かったと思います。素敵な灯台の明かりに照らされて、これからも描いていきます。