本日は普段、描かないような題材にしてみようと思い、旧約聖書より「智天使ケルビム」を描いてみました。天使といっても、普段想像するような人間に翼が生えた姿ではないそうで、描き切れてはいません。「車輪が近くにある」ということで、車輪を描いてみました。
知識こと「智」、それに「車輪」の組み合わせで、ヘルマン・ヘッセの小説「車輪の下で」を思い出しました。
周囲の期待に応えようとする、主人公ハンスの葛藤を描いた作品です。受験や学問の悩みが、今もなお悲しいほど鮮やかにつづられています。心深くえぐられる内容で、あらすじを思い出しながらケルビムを描いたら、顔の表情に現れてしまいました(ケルビムは出てこなかったように思いますが)。
また、ページをめくってみたくなりました。
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