自分の作品で、撮影が大変だったのは、美大の修了制作「立体と空間」でした。

場所は学校のグラウンドです。板状なので、風を良く受けてしまい、友人ふたりにそれぞれ押さえてもらいながら、シャッターを押す直前に手放してもらい撮影しています。
一見すると、白い人物よりも芝生と木々のコントラストの方が際立って、作品が目立たない写真となってしまったかもしれません。
大学の講義の授業で「22歳頃に考えていたことは、その後も変わらない」と耳にして、その時は「そうなのかなぁ?」と半信半疑でした。私の場合、紆余曲折はありましたが、最終的に変わりませんでした。立体専攻だった当時からイラストが好きでした。いつの間にか、10年経ったと思うと、考え深いです。