ヴァンパイア「雪が花のように舞って、翌朝には一面の銀世界! たまらないよね~」赤い瞳をキラキラと輝かせます。
ギョロメ「そうですね。それにしても意外でした」
ヴァンパイア「何が?」
ギョロメ「お客様が幼い子のように、雪が好きでいらっしゃることに…」
ヴァンパイア「イメージじゃないって?」
ギョロメ「そうですね… ヴァンパイアは月を眺めながら赤ワインを飲んでいるイメージで…」

ギョロメ「それは、雪が好きな以上にイメージと違いますね…」
ヴァンパイア「そうかな? ほろ酔いで、サラリーマン狙いのテレビの街頭インタビューに答えたりしてさ。やってみたい!」
ギョロメ「はぁ」
ヴァンパイア「ラーメンはともかく、ニンニクが食べられられないからなぁ。生まれ変わったら食べたいよ。あ、不老不死だから無理か」
ギョロメ「生まれ変わったら、食べたいものにあげられるなんて、ニンニクも光栄ですね」
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