宅配便の配達員、短期アルバイト中のギョロメちゃん。お客様のヴァンパイアに引き留められています。ヴァンパイアはネット注文した偏光サングラスをかけました。
ヴァンパイア「今度、皇居ランにデビューしようかと思って! 日差しは、まるっきりダメだから、日焼け止めクリームもね。肌が弱くて、超敏感肌用でないと合わないんだ」
ギョロメ「はぁ…」
ヴァンパイア「銀も苦手でね。前に、銀が入っているのを使ったら、赤くかぶれちゃって! 今は抗菌スプレーが必須だから、銀不使用を見つけて、うれしいよ」
ギョロメ「…健康に気を遣っていらっしゃるのですね」
ギョロメちゃんには見えませんでしたが、偏光サングラスの奥でヴァンパイアの目がキラキラと輝きました。
ヴァンパイア「そうさ! よくぞ聞いてくれたね」
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