マニアック(?)な資料本

イラストレーターの仕事柄、資料本は欠かせません。購入した本を人に教えると、なぜか「マニアックですね」との返事。「そうかなぁ?」と思い、割と最近購入した資料本を紹介します。

写真左「重機fan Vol.1」は、イラストコラムを連載している写真右の「RCmagazine(ラジコンマガジン)」と同じ八重洲出版から発行。広告で気になっていました。

働く車が好きですが、中々、近くでじっくりと見られる機会は少ないです。車輪、走行用ベルト部分まできちんと載っている写真は貴重です。海外の大型重機など、見応えあります。

先日の平田弘史展で購入した2冊に加え、写真右上は武将の装備付属品の資料に。歴史物は人気が高いですが、フィクションになっている作品も多いです。

仕事で教育関係を描くときや旅行や史跡など、歴史物を描く機会は多いです。正確に描くために日々の資料集めが大切です。

写真左「ドイツ・ルネサンスの挑戦 デューラーとクラーナハ」、デューラーは大好きな画家・銅版画家です。クラーナハとの組み合わせと同じ画題の見比べは、私には大変嬉しいものです。彫刻家リーメンシュナイダーなども載っていて、眺めているだけで時間を忘れます。

あわせて版画の図版集、鉱物とファッション画集。この手の本は図版が小さすぎてよく見えないことが多いですが、2冊とも資料本として、とても良い本です。なお、ファッション画集には1点、デューラー版画が載っています。デューラーは図鑑や博物学系の本でも見かけることがあり、見つけると嬉しいです。

科学雑誌「Newton別冊」。図版が誌面いっぱいに、文字数も抑えられていて、見る科学といった趣向です。中央の「超巨大ブラックホール」は書店で表紙を見かけて、その時は購入しなかったのですが、忘れられず、後日改めて購入しました。なかばブラックホールに吸い寄せられてしまいました。

写真右は、インタビューを掲載していただいた、大日本絵画「艦NEXTシリーズを極める 日本海軍戦艦 武蔵 パーフェクト製作ガイド」。帯に並んだキャラクター「少尉」を私が描いています。

フジミ模型のプラモデル「艦NEXTシリーズ」は、高荷義之先生が箱絵(ボックスアート)を描かれています。その高荷先生のイラストを集めたのが写真左「高荷義之 鋼の超絶技巧画法」。写真左上はポストカードです。

私の模型初仕事イラストが艦NEXTシリーズの組立説明書なので、高荷義之先生の箱絵とご一緒できたのは大変光栄です。

オールカラーで手ごろな価格の資料本です。ミリタリーは資料が大事。大判の本はよく見かけますが、手元で確認するには小振りな本が嬉しいです。

ミリタリーは見た目だけでなく、仕組みについても、少しずつ勉強していきたいです。

…さて、いずれも書店で普通に購入できる本なので、あまりマニアックでないと私は思います。けれど、私と同じ興味関心がある人間が100万人いたら、ベストセラーの基準が変わるかも、と思う今日この頃です。

イラストは本を読む恐竜。本日4月17日は「恐竜の日」だそうです。恐竜の本も欲しいですね。
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