男の子は繕い物をしています。手には友達の女の子にプレゼントしたヘアゴム。彼女がつけすぎて、ゴムがすっかり伸びてしまったのを直しています。

男の子「しっかり縫い付けないと…。ねえ、小鳥さん。ちょっと相談があるんだけれど…」
小鳥「うん、いいよ。何かな?」
男の子「彼女に、直した花のヘアゴムだけじゃなくて、何か別の髪飾りも作ってプレゼントしたいんだ。…つけすぎて、ゴムが伸びちゃったんなら、その…替えもあった方が良いかなと思って…。どんなのが良いと思う?」
小鳥「彼女に直接、聞いたら?」
男の子「そんな! サプライズでプレゼントしたいのに…。何が良いかなぁ」
小鳥「彼女につけてもらいたいものを、君が考えて作れば良いじゃない」
男の子「えぇーっ!」思わず、顔を赤らめました。「そんな、でも…、ううんと、そうだだなぁ…。彼女に似合うのは…」
小鳥は「じゃあ、またね」と帽子を被り直して、飛び去りました。
この続きは、また今度に。