渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の『キャプテン・クック探検航海と「バンクス花譜集」展』を観て参りました!
展示の多くは、オーストラリアを中心とする花々の植物銅版画です。水彩の下絵を基にエングレーヴィングと呼ばれる技法で制作されています。エングレーヴィングはシャープな線が特徴で、お札の原版に使われています。
今回の展示で注目すべき点はフルカラー版画。これは、航海当時の18世紀ではなく、1980年代に100部限定で刷られたそうです。
原画を描いたパーキンソンは20代の若さで、航海に参加したそうです。その観察眼は本当に素晴らしいですね。版画の線も美しく、虫眼鏡を持参して、じっくり眺めたい位でした。
科学研究の資料として描かれる植物画ですが、鑑賞としても楽しめますね。植物画で有名なのはバラを多く描いたルドゥーテです。もし同じ植物を描いていれば、今日観たパーキンソンと比較してみたいです。
下のイラストは、間違っても展示の絵ではありません(笑)。ポスターを飾る「バンクシア」をスケッチしたものです。実物はぜひ、皆様の目でご覧ください!
→Bunkamura|キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展
開催中~2015/3/1(日) ※1/26(月)休館
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