2週間前の7/27(日)でしたが、千葉船橋まで、南極観測船・砕氷艦(さいひょうかん)「しらせ5002」に行ってきました!
南極観測船は、南極で目立つようにオレンジ色をしているそうです。氷を砕いて進むので、砕氷艦です。現在は2代目しらせが、南極観測に行っているそうです。仕事で行ったのですが、「南極!」に心躍る1日でした。観測OB会の本を購入したり、元乗組員の方に入港の様子を聞いたりと、仕事そっちのけで楽しんでおりました。
理由は愛読書の1冊、ジュール・ヴェルヌ作「海底2万マイル」! お話の中で、ノーチラス号のネモ船長が南極を訪れるシーンがあります。近年、南極を舞台にしたTVドラマもあったのですが、私の中で南極は「海底2万マイル」の世界。
ジュール・ヴェルヌは19世紀フランスのSF作家です。「海底2万マイル」をはじめ「地底旅行」「十五少年漂流記」など、たくさんの科学・冒険小説を書いています。私も数冊読みましたが、最初に読んだのが「海底2万マイル」だったので、より印象が強いです。
原作は読んだことがなくても、「海底2万マイル」は色々な作品の下敷きになっていたり、ネモ船長のキャラクターはよく使われているので、間接的にご存知の方は多いのではないでしょうか。(代表例では、庵野秀明監督のTVアニメ「ふしぎの海のナディア」、東京ディズニーシーに同名アトラクションがあります)
私自身、20歳の時に初めて原作を読みました。当時、通学していた小田急線の電車が、本を読みながらだとノーチラス号に乗っているような、本の世界に入り込む感覚にとらわれました。ヴェルヌは科学の面白さを、私に冒険小説の形で教えてくれたのです。
上記イラストのジュール・ヴェルヌの肖像下に描いてある氷山と、謎の黒い平べったいもの。この黒いのが原作のノーチラス号です。小説の中では細長い葉巻状なのですが、見栄えがしなかったらしく、現在、映画等で描かれたノーチラス号は違う格好をしております。手持ちの小説の表紙もディズニー映画のノーチラス号がモデルのようです。
愛読書は多いのですが、「海底2万マイル」で、何か作品を作りたいです! と、いうか作ります!そのうち「世界の海で謎の物体、現る!」ってニュースが流れるかもしれません。なんてね。
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