暗号解読

秋の夜長にミステリー小説はピッタリですね。暗号についてのノンフィクション小説を選びました。

「暗号解読」サイモン・シン 著 青木薫 訳 新潮文庫 

のんびり読むはずが、先が気になり、さっさと読んでしまいました。暗号についての歴史、暗号制作者と暗号解読者の戦い。古代、戦時中、現在のコンピュータを駆使した暗号。言語学、数学、物理学への発展、深化していきます。

読んでいて、今まで見聞きして断片的に知っていることが思い出されました。古代文字の解読についての章があるのですが、以前に展示で観た古代文字を思い出しました。また先日、観た映画「奇蹟がくれた数式」に出てくる数学者ハーディの著書の引用も登場しました。

手に取ったのは文庫版で、表紙がすでに暗号のような…と思ったら、原作がハードカバーで出版された時の懸賞問題の暗号だったようです。巻末に、問題と解答へのプロセスが載っています。

せっかくなので、自分も暗号を…と思いましたが、普段のなぞなぞレベルしか作成できないので、イラストを。

「アリス、ボブ、イヴという三人の架空の人物に登場願うとわかりやすい。この三人は、今日暗号について論じるときには必ず登場いただく業界標準になっている。典型的な状況では、アリスがボブに、またはボブがアリスにメッセージを送ろうとし、イヴはその盗聴を試みることになっている。」161106_alice_bob01イヴといえば「アダムとイヴ」だなぁ…と思い、ここではヘビをイヴにしています。
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