花火大会〈後編〉

さて、昨日に引き続き「少年と少女」シリーズ、「花火大会」の後編です。


小鳥が男の子に提案したのは、手持ち花火でした。行けなかった花火大会の代わりです。最後はやっぱり線香花火。150829_hanabi_boy_girl01女の子「花火、綺麗だね」

男の子「僕のこと、怒っていないの? 花火大会のお誘いに返事しないまま、終わっちゃって」

女の子「どうして返事をくれないのだろう、とは思ったよ。何かあったのかな、私が何か気に障ることを言ったかなと心配していた。でも、そうではないから、もういいよ。二人で花火大会できたもの」

小鳥は、明日の朝一番の配達が早いからと、花火には参加しませんでした。

男の子「花のヘアゴム、腕につけているんだね」

女の子「うん。すっかりゴムが伸びちゃって。つけすぎたのかなぁ。直せる?」

自分のことを嫌いになったから、女の子は髪にヘアゴムをつけていないと思い込んでいた男の子は目を輝かせました。

男の子「…もちろん! 預かって良いかな。今度…、天文台に一緒に行く時にでも、渡すよ」

女の子「良かった。一緒に行けるんだね!」

男の子「うん」


…何気なく書いてしまいましたが、次は天文台の話です。ちょっと調べないと、描けませんね。

美大の卒業制作をそのまま続けた「少年と少女」シリーズなのですが、思えば早10年です。お話をつけたのは、ここ半年で、自分で思っていたよりも、ずいぶんほほえましい話になりました。今時、こんな二人はいるのでしょうか。いや、どこかにいるかも知れません。

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