東京国立博物館|鳥獣戯画

上野の東京国立博物館で、開催中の特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」に行って参りました!
東京国立博物館_鳥獣戯画
連日、大賑わいとのことで、朝一番に駆けつけましたが、それでも並びました。今回の展示の中で、一番有名な「国宝 鳥獣戯画 甲巻」は、私が列に並んだ時点で80分待ち。並んでいる最中に110分待ちに延びていました。12時過ぎに会場を出たら、3時間待ちになっていました。平日で、朝は激しい雨だったのにも関わらず…。
同じ東京国立博物館で観た、2009年「興福寺 阿修羅像」の展示も大人気でしたが、今回の鳥獣戯画は作品が縦30cmと小さいので、余計に混雑しているのでしょう。
「鳥獣戯画」は「甲乙丙丁」の全4巻から成りますが、人気は「甲巻」に集中しています。イラストレーターとしては、気になるところです。「乙巻」以降は「甲巻」後で描かれた作品なので、いわばシリーズ物だけれども作者が違う作品。現代の作品、例えば映画とかで、最初の作品が人気でシリーズ化しても、結局は最初の作品がシリーズを通して一番人気を得ているのは、よくある話ですね。
鳥獣戯画は詳しい制作背景が分かっていないようです。内容からすると、政治的、宗教的な雰囲気もそれほど感じないので、誰かが気ままに描いたのかもしれませんね。
絵巻物の良いところは、本と違い、一度に見ること出来て、展示に適していますね。今風にいえば、スクロールして見ていくスタイル。ネットやスマートフォンの普及で、今後は絵巻スタイルのイラストを描く仕事もあるかもしれません。
それにしても、あまりの行列ぶりでした! 並ぶ姿を描いたら、鳥獣戯画もビックリな、長い絵巻です。…と、いうことで行列の絵巻物を描いたイラストです。
鳥獣戯画_オリジナル_色鉛筆マーカーイラスト
→東京国立博物館|特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」 ~2015/6/7(日)
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