舟を編む

2012年本屋大賞の小説、三浦しをん「舟を編む」。映画は観ていたのですが、ようやく原作を読み終えました。
巻末で初めて知ったのですが、ファッション誌に連載されていたのですね。前半はファッションのファの字もない作りですが、要素として途中から登場するのに納得がいきました。先に映画を観ていたので、情景はすぐに思い浮かびました。
映画は2013年に航海、もとい公開。
原作を読むと、改めて配役が絶妙ですね。映画館で「辞書作りって、こんなに地道で、大変な作業なんだ」と知りました。今回原作を読んで、映画に合わせて「改訂」されている箇所を見つけるのが面白かったです。
映像化にあたり、恋愛関連は穏やかな表現になっていますね。とはいえ、映画版で主人公、馬締光也(松田龍平)が林香具矢(宮崎あおい)宛てに、したためる手紙は相当インパクトがありますが。
新年の目標の一つ「物語の本を読む」というのは、まず一冊達成しました。出版元の光文社の古典新訳シリーズが好きなので、今後はそちらを再び読み始めようかと思います。
と、同時に、辞書や本にはイラストも欠かせません。「舟を編む」の中にも「河童のイラスト」が出てきます。写実的な河童かぁ。どれどれ、描いてみましょう。
河童_カッパ_とっくり_ペンイラスト
うむむ…。きちんと写実的に描けたかどうかは別にして、上記のイラストですと、辞書編集の馬締さんから修正依頼のメールが来てしまいますね。どんな点が気になるのかは、原作を読んでのお楽しみに。
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