出藍の誉れ

日本人らしい色のひとつに「藍色」が挙げられます。「藍」を使った言葉に「出藍(しゅつらん)の誉れ(ほまれ)」があります。中国の思想家、荀子(じゅんし)の「青は藍より出でて青より蒼し」から来ているそうです。
言葉の意味は「弟子がその師よりも優れていること」です。西洋美術史で有名なのは、師匠ヴェロッキオと弟子レオナルド・ダ・ヴィンチ。
ヴェロッキオ作「キリストの洗礼」ですが、左の後ろ姿の天使がレオナルドの手によるもので、その描写力にヴェロッキオは以後、筆を折ったとの説もあります。しかしながら、その後もヴェロッキオはレオナルドを支援したそうです。
ここまで聞くと美談です。でも、実際の芸術分野では難しいのかなと感じます。私には絵の師匠がいないので、実感ではないのですが、学ぶ側が出来過ぎてしまい「出る杭は打たれる」場面を目にしたことがあります。
また、実力と評価が違ったりすると、第3者は首をかしげてしまうのです。本来、優れている人や、成果を上げた人は認められるべきです。しかしながら、立場と実力の順序が逆だった場合、上手くいくことは少ないのでしょう。
レオナルドもヴェロッキオが、心の広い持ち主だったから、現在でも作品が残っているのかもしれませんね。

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